■小児歯科■

すきとおるようなピンク色の歯ぐきに、真白い可愛らしい歯を見つけたときの感激! お母さんの喜びの声が聞こえるようです。でもこの感激もさめやらぬうちに、むし歯予防対策はスタートするのです。
すくすくと成長するこの時期に、なくてはならない子供の歯の大切さはもちろんのこと、乳歯は永久歯の生みの母とも言われるように、じょうぶな乳歯を育てることが、健全な永久歯の育成へとつながるのです。乳歯が顔を出したときには、すでにあごの中では永久歯も育ちはじめているのですから、わたしたちの平均寿命もどんどんのびて、一昔前と比べると、何と30年近<も余分に同じ歯を便わなければならなくなってきています。おとしよりになって、じょうぶな自分の歯をもち、楽しい食生活を続けることの喜びは、かけがえのないものです。
赤ちゃんの、これからの長く遠い人生のために、守ってあげましょう美しい歯を!
虫歯はこうしてできるのです
 
歯についたよごれの中の糖を細菌が食べる

細菌が酸を出す

酸が歯をとかす


■歯みがき4つのポイント
1)
むし歯は夜つくられる
その日のよごれはその日のうちに落そう
2)
歯みがきしているのになぜむし歯になるの
むし歯のできやすい場所のよごれが落ちていなければ歯みがきしていないのと同じこと
 歯の咬む面
 歯と歯のあいだ
 歯と歯ぐきの境目
をしっかりみがきましょう
3)
ブラシはみがきたいところへ直角にあて、ソフトタッチで、口の大きさにあったブラシを選ぼう
4)
歯みがき剤はつけなくてもよい
仕上げみがきのじゃまになるのでつけな<てもよい

■子育てと歯の健康管理ポイント

良い歯を作るための理想条件です。規則正しい生活と毎日の努カのつみかさねが実を結ぶのです。
妊娠中 良<動いて運動不足にならず、偏食なく明るく健康な妊婦
母乳  良く出るよう努カし、人工乳にばかりたよらない
離乳食  早すぎたり、遅すぎたりせず良い時期に離乳
 加工品にたよらず上手な離乳食
 うす味を心がけ甘味にかたよらない
しつけ  上手でリズミカルな育児、規則的な生活
 適切な時期に母乳・ホ乳瓶をやめ、だらだらと続けない
 スプーン・コップを上手に使う
 周囲の人達は子育てに協カ的で甘やかしすぎたり過保護にしない
食事とおやつ  自然な味を憶えさせ野菜ぎらいにしない
 糖や食塩の多い加工品をできるだけさける
 甘いもの一辺倒で一日中だらだらと与えない
 スナック菓子・ジュース類の買いだめをしない
 お茶好きに育てる
歯への関心  子供の口の中をのぞく習慣、歯に無関心にならない
 歯ブラシになじませ、食べたらみがく習慣
 親がみがいてあげる。寝る前の歯ブラシは念入りに
 定期的に歯科医の健診を受ける
良く咬む習慣  食事をいそがせず楽しくする
 ジュースや牛乳と一緒に流し込み食いさせない
 良く咬む習慣を早くからおしえる
 軟い食品にたよらず歯ごたえのあるものも与える

■よい食生活でよい歯が育つ

歯は好ましい食生活で守るのが基本です。
とくに、甘いものの摂り方に気をつける必要があります。
そのためにも、三度の食事をきちんと摂ることが大切です。
もし、むし歯や治した歯があっても、今から実行すれば、新たなむし歯を防ぐことができます。
良い食生活で良い歯を育てましょう。


藤田くんのお母さんは、赤ちゃんの頃から歯の良い青年になってほしいと願いを込めていました。

藤田くん1年生のころ
お魚でも、お野菜でもモリモリ食べられる元気な子で、とってもきれいな乳歯でした。
藤田<ん6年生のころ
歯医者さんに行くと「とっても良い歯だね。歯みがきも上手だよ。」とほめられます。


乳歯にむし歯ができてしまいました。

甘いものを控え、何でも好き嫌いなく食べる食生活に変えて3年以上たったのですがむし歯の進行をこの程度に食い止めることができました。

永久歯です。この頃には、良い食生活がすっかり身についていました。
(いま大学生ですが、むし歯はありません)

大切な六歳臼歯
5〜6才になると口の中の一番奥に、生涯を通してとても大事な六才臼歯がはえてきます。はえたての歯はむし歯になりやすいので甘いものの摂り方に気をつけましよう。

■甘いものの多い食生活は歯をわるくする

甘いものが多い子の歯垢は悪い歯垢です。
モクモクと歯につきます。

むし歯のスタートは白色です。
甘いものが多いのでむし歯になり始めました。

1年後、歯に穴があいてしまいました。甘いものを減らすようにすすめましましたが、この子はできませんでした。

  甘いものを減らさず、きちんと歯をみがかないので、歯肉が赤く腫れてしまいました。これが歯肉炎です。 歯肉炎の人は歯をみがくと出血します。

■おやつの砂糖量はスティツクシュガー3本分で

「お砂糖3本分」は「おやつの楽しみ」と「いい歯にしたい」の両方
を考えての砂糖量です。
日本歯科医師会が子どものむし歯予防の観点からだした数字が根拠になっています。1日量から料理などで使う分を差し引くとおやつは、おおよそ8グラムのスティックシュガー3本分になります。

■三度の食事が決め手

「ただいまあ、お腹がすいた」遊びから帰ってきた子どもの第一声です。
三度の食事をしっかり食べて、おやつを忘れるほど遊ぶ、これがいい歯の決め手。いつも食事のバランスに気を使っていると子どもも、【力、からだ、調子】と自分の食事のチェックができるようになります。

■のどがかわいたら水を飲もう

走りまわってのどがカラカラになって飲んだ冷たい水の味は最高です。
子どもたちは、「おいしい、おいしい」を連発します。
こんな体験から子どもたちは甘い飲料から遠ざかっていけるのです。
水がおいしいのは、大汗をかいてからだが水を欲しがっているからです。

 

■おやつの後も歯をみがく


Q1 果物をた<さん食べてしまいますが?
A 果物に含まれる果糖も砂糖の仲間です。果糖はプラークを増やすのに一役口います。したがって、むし歯菌を叱やします。
果物だからと食べ過きては問題です。蜂蜜も同様です。大部分の糖はむし歯をつくる可能性があります。
Q2 「保険飲料」にも糖が入っていますが?
A いいところに気がつきましたね。健康になろうと恩って飲んだ繊維やカルシウムの飲料のためにむし歯をつ<ることがあります。
赤ちゃん用のイオン飲料なども要注意です。
Q3 「ノンシュガー」とか『歯に安心」と豪示してあれぱ安心ですか?
A ノンシュガーは砂糖を使っていないということで、他の糖は使っていることがあります。「歯に安心」もむし歯予防の有効成分の他に糖を使っていることがあります。表示を見て原材料を確かめておくとよいでしょう。